ピアノの管理について
お部屋の温度が15℃から25℃湿度50パーセントから60パーセントで保たれているのが理想です。
なぜならピアノは鉄と木でできており、木は湿度により、鉄は温度により膨張収縮します。
除湿機を設置されるのが理想ですが、国産ピアノに関して言えば、日本の気候に対応できるように作られています。
また、高気密住宅は夏場の湿度が高く、冬場の乾燥も激しいので、冬場は加湿器が必要となります。
最悪ピアノの接着剥がれ、木の割れが起こります。ご不安な場合はデジタル式湿度計をお勧めいたします。
覚えていただきたいのは、タッチの変化は湿度により起こり、調律の変化は温度、湿度により起こることです。
湿度の変化の許容範囲は10パーセント、温度の変化の許容範囲は10℃ですので年間を通してピアノを安定させる秘訣は、調律を実施させていただく時のピアノのお部屋の環境にあります。
なぜなら、調律を施した時のお部屋の温度と湿度が、ピアノの調律の基準設定温度になるからです。
調律を実施の2時間前からエアコンを入れていただくのが簡単な解決策です。
ピアノは呼吸しています。晴れて天候の良い日は、お部屋の空気を入れ替えると同時にピアノの屋根を開けて空気を入れ替えてください。湿気のこもり、カビの発生を防ぎます。
ピアノの上に物を置かない、傷の原因になります。
花瓶、など水分を含んだものをピアノにのせない、
レッスン時にジュースなどをピアノに置かない、
水分はピアノにダメージを与えます。
ピアノの手入れについて。
漆塗りのピアノがごくまれにございますが、(昭和50年代か、それ以前のヤマハ、カワイ、ディアパソン以外のピアノで塗面がくすんでいて、水拭きしますと茶色に塗料が雑巾に付着するもの)それ以外は良く絞った清潔なタオルで鍵盤を拭いてください。
ピアノ本体も同様に良く絞った布で水拭きされてかまいません。
ご質問がございましたら何なりとご相談にのります。
ご連絡ください。
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