
Q、中古ピアノの場合、お店によって値段が違いますが、
それはなぜですか?値段で決めていいのですか?
A、お答えします。

中古ピアノはどこにコストをかけているのでしょうか?
1、外装、見た目がきれいならピアノの価値は高まります |
2、部品交換、経年変化による劣化した部品を交換する |
3、内部調整、タッチと音色を製造当初の調整に戻す |
はっきり申しまして、同じモデルでも値段に10万円の差がある場合は、
どこまでコストをかけているかの差です。
よって、購入後に納得するように調律師にたのめば、同じ予算がかかると思ってください。
また、楽器店、調律師によって技術の差が大きく、中にはハズレも存在します。
分からない場合は、ピアノを見る目がある方に(ピアノの先生、調律師など)に選んでいただいた方がいいでしょう。
また、製造年代を調べ、価格をいろいろな楽器店と比較して、ここが大事ですが、
もし高い価格をつけているなら、なぜ高いのかその理由を販売員に聞いてみましょう。
作業内容が値段の割にお得な場合もあります。
とにかく納得するまでお店をまわり、ほしいものがない場合は少し待ってみるのもいいでしょう。
ピアノの買い替えはまずありえません。
ピアノをしっかり調整している |
価格が高い |
購入して損はないケース |
ピアノをしっかり調整している |
価格が安い |
購入して一番得をしたケース |
ピアノを調整していない |
価格が高い |
購入して損をしたケース |
ピアノを調整していない |
価格が安い |
購入して損はないケース |
例えば私のお客様で相談をいただいたケースは、
購入時にピアノの選び方がわからなかったケースです。
そのお客様は、とりあえず中古ピアノを購入したのですが、
レッスンが進むにつれてピアノのくせが気になり相談していただきました。
ぺタルの雑音、鍵盤が深く弾きづらく、手が痛く感じられたそうです。
私はひととおりのタッチの調整と、消耗部品の交換で納得していただきましたが、ふだんお客様ピアノを比較する機会がないので、
たとえ状態が良くない状態でもピアノとはこのようなものだと思われていました。
しかし、このお客様はレッスンで先生のピアノと比較されて気になったそうです。
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