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Q&A

Q,低価格帯でいいピアノを購入したいのですが。

A,お答えします


 お買い得な不人気モデル


人気モデルが必ずいいピアノとは限りません。
調律師としては、このピアノはもったいないと思うこともしばしばあります。
デザインが悪かったり、ブランド力がなかったり、古かったり。

ただ、不人気商品は流通量も少なく、
楽器店も安く売るために簡単な調整で済ませている場合があり、
コンデションの悪いものも多く存在します。

ただ、これは個人的な意見で他の調律師はすすめないかもしれません。
しかし、ズバリ予算は15万円以下です。

やはりマニア向けの提案です。
今時の新しいピアノになかなか、なじめない方への提案です。
外装のコンデションを気にせず、ピアノの状態を確認できる方におススメです。



無名メーカー130センチモデル

調律師の中では有名ですが、アトラス、アポロ、クロイツェル、フローラ、など
はっきりいいまして作りは良くありません。しかし、コスト削減も厳しくありません。
しかし、考えてみてください日本製です。海外では日本製中古で名が通っています。
全般的にタッチは重めです。音色も現状ではパサパサしたものが多いです。
レンナーハンマー搭載モデルの場合、
ある程度調整しますとビックリするくらい良くなるケースが多いです。
ヤマハともカワイとも違うピアノらしい音がします。
なぜなら、作りを見ても昔ながらの設計で奇をてらっていないためです。

http://www.youtube.com/watch?v=M-IFBU0q490
大抵のピアノはこのように音が硬めです。
昔のヤマハのようにしっかり針をさしていないためです。
調整次第ではびっくりするくらい変化します。
(レンナーハンマー搭載モデル)

音色に関してはどのようなハンマーが付いていても、
どんなに汚い音がしていても、ある程度お望みの音色になります。
ハンマーも国産ですから。ロイヤルジョージ(イギリス)は少し劣ります。
レンナーハンマーモデルは国産ピアノの枠から飛び出る勢いです。


ぜひとも確認したい項目

レンナーハンマー搭載モデル

レンナーアクション搭載ならもっといいです。
(スプリング類が異常に効きすぎていない、パーツの重量が軽い)


買ってはならないピアノの症状

タッチがびっくりするくらい重い
・スプリング類が異常に効きすぎている、パーツの重量が重い
・ハンマーが鍵盤の対比以上に大きいものが付いている
・メカニックが湿気でやられていて修理にお金がかかる
・ハンマー取付角度がおかしく異常に寝そべっていて90°を切る。
(ハンマーのコシを感じすぎ重たすぎる。下記の説明の反対の症状)

連打ができない、トリルできない、ふわふわしてコシがない。
・ハンマーが弦に接触する時に90°またはそれ以上で当たる。
(アップライトの場合ハンマーが戻ってきにくくなる)

確認の仕方は、ハンマーの弦の溝が中心より少しでも上にずれていたら危険
参考になる写真が分かりにくいですが、
真ん中二本がハンマーの取り付け角度がおかしく上にずれている。
ひどいピアノになると全てばらばらでタッチ、音色に統一感が無くなる。

・メカニックが湿気でやられていて修理にお金がかかる


予算はインターネットオークションで2万円から。
楽器店では10〜20万円程度でしょうか
当たりハズレがあるのがリスクです。



ヤマハ


U3D U3E U3F U3G

50年から40年前のピアノです。コンデションのいい物は少ないですが、
使用過多のピアノでないものは買いです。

ヤマハのピアノがキンキンカンカン鳴る前のピアノで、
その理由の一つに鉄骨が変わったこともあると思います。
今のヤマハは合金製の鉄骨。車のエンジンの鋳物と同じようなものでしょうか?

当時のヤマハは普通の鋳物、考えてください、
お寺の鐘が合金製だったらどんな音がしますか?
お寺の鐘は銅ですけど。例えばの話です。

当時のピアノは温かい音がします。
U3Gは鉄骨のデザインが新しいですが、暖かい音が残っています。



昔のヤマハの鉄骨のデザイン



30年前くらいのヤマハの鉄骨。メカメカしいですね。


最新の240万円もする高級モデルSX7。先祖がえりですか?
そう、昔はピアノは高かったのです。




U2C U2F U2G


U2はカッコ悪いですピアノの足がありません。
ピアノらしくないというか、70年代以前のモダンデザインというか、ダサいです。
ということで人気はありません。

しかし国産ピアノらしからぬ明るい音色。ピアノは小さいけど良く鳴ります。
何でこんなに良い音がするのか不思議です。U2Hは物足りないです。



この足のデザインが不人気の理由




カワイ



メカニックが木製だったころのカワイ、カワイの音ははまった人には手放せません。

K48
当時の高級モデル。修理が大変ですが、いいピアノだと思います。
流通量少なし。


K48




ディアパソン


カワイで作られているブランド。しかし、132モデルだけは、かの有名な
OHASHIピアノと設計者が同じ。
国産ピアノらしくない音色。しかし、本来の音を見つけるのは大変です。
汚い音を出しているディアパソンは本来の姿ではありません。



唯一の現行商品です。歴史は古く、価格も状態もピンキリです。






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